税金面で優遇がある iDeCo をやってみようと思っておられる方も多いのではないでしょうか。
iDeCo を始めるには iDeCo 口座を作る必要がありますが思うように口座作成が進まない場合があります。
今回 SBI 証券で iDeCo 口座を作ってみてつまずいたことがあったのでこれから口座作成される方には同じようなことをしないでもらいたいと思い書いてみます。
iDeCo には専用口座が必要
iDeCo は掛金が全額所得税と住民税控除を受けられるお得な制度です。
その iDeCo ですが「よし!今日からやろう!」と一念発起してもすぐには行うことができません。
銀行や証券会社で iDeCo 口座を作らなくてはなりません。
どこで口座を作るのかは悩みどころの 1 つですが今回は SBI 証券で口座を作成してみました。
SBI 証券で iDeCo 口座を作った理由は「すでに SBI 証券の口座を持っていて欲しい銘柄や商品が他では取り扱ってなかったため」です。
iDeCo を始めたいけどどこで口座を開設したらいいか悩んでいる人は欲しい商品を扱っているか調べるのもありかもです。
SBI で iDeCo 口座を作成するには web での手続きか郵送かの 2 種類ある
SBI 証券で iDeCo 口座を開設する方法は 2 種類あってweb(ネット)での申し込みと書面(郵送)があります。
web での手続き
- 開設するまでの時間が早い。
- 書類発送などの手間がかからない。
書面での手続き
- 急いでいない。
- ネットのない環境でも手続きの作業が進められる。
- web に慣れていない。
iDeCo をなるべく早く始めたい人は web で、急がずじっくり考えながら進めたい人は書面での手続きがよいかと思います。
書類を提出するには勤め先に書類を記入してもらう必要がある
提出する資料の中に「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」があります。
書面を見ただけでやる気を全部奪われるくらい強力な字面ですが、これは勤め人なら会社に渡して記入してもらうのが多いので大丈夫です。
基本的に氏名、年金手帳に書いてある基礎年金番号、毎月の掛金くらいのものです。
記入例はiDeCoのサイトにありますのでどこの金融機関で手続きしても必要なものです。
コレがないとネットでの手続きができない
事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書の「7.連合会への「事業所登録」の有無等で勤務する会社にいずれの登録もないにチェックを入れられた方、つまり事業者払込用登録事業所番号、個人払込用登録事業所番号がない方はwebでの登録はできません。
SBI証券のサイトの「よくあるご質問 FAQ」 でも記載されています。
これを知らずに書類が揃ったからとwebで途中まで入力してしまった方、打ち込んだものが全て無駄になります。
私は本人確認で免許証をアップして書類の提出をしたあと加入申込情報の入力の登録事業所の項目で気づきました。
書面(郵送)で必要な書類
表現は違うかもしれませんがwebでも書面でも提出する内容は同じものです。
- 個人型年金加入申出書
- 預金口座振替依頼書 兼 自動振込利用申込書
- 事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書
- 加入者掛金分配設定届(セレクトプラン)
- 本人確認書類 貼付台紙
これらは冊子の形式で届きます。
見開きの左側が記入例で右側の書式に記入し、記入後切り取り線から切り取って書類として提出します。
郵送になると web でのネット手続きよりも時間がかかる
郵送となると送ったり送られたりで時間がかかるのは当然ですが書き間違えや記入漏れがあると内容不備で再提出を求められます。
そうするとさらに遅れることになります。
書類を発送してから 1 週間前後で書類受領のメールがきます。
そこから SBI で書類の確認が行われ不備がなければ受領となります。
手続きが完了してもすぐには始めれない
証券会社で書類が受領され書類確認が完了してもその後国民年金基金連合会で加入資格の確認が行われ、完了すれば「ID およびパスワードのお知らせ」が送られてきます。
発送には 1 〜 3 ヶ月程度かかります。
「ID およびパスワードのお知らせ」が届いたら加入者サイトの設定を行います。
その後掛金の引き落としが行われ iDeCo の運用が始まります。
まとめ:iDeCo を始めるには必要書類をきちんと集めてからにしましょう
というふうに「よっしゃ!iDeCo 始めるぜ!!」と思って手続き開始してもすぐには始めれないし不備があったら更に開始が遅れてしまいます。
開始時期が遅れると積立金の税金の優遇を受けるのも遅れてしまいます。
各機関での確認の時間が長いので書類が届く頃には忘れてしまっていることもあるやもしれません。
ですので必要な資料は始める前にしっかり準備して再提出のないようにしましょう。
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